2008年のドラえもんの映画「のび太と緑の巨人伝」
この映画のストーリーは、捨てられた小さな苗木をのび太が裏山で見つけ、それを拾ってきたところから始まります。
のび太は、拾って来た苗木をママに庭に植えたいと言いますが、それをあっさり反対されてしまいます。
そこで、いつものようにドラえもんに相談することにします。
ドラえもんの四次元ポケットからひみつ道具の「植物自動化液」を出してもらいます。それによって苗木は自由に自分で動けるようになるのです。
そして翌朝には、その苗木がなんとかわいい小さな男の子みたいな姿に変わっています。
のび太は、その子を「キー坊」と名付けて、自分の子供のように可愛がっていました。
そして日が経つうちに、キー坊は色々なことに興味が湧くようになり、知らぬ間にのび太の家族や友達にも溶け込んでいくのです。
ところが、ある日のび太たちが、裏山に行ってみると、なんと巨大な渦が出現。。。
この映画は、「ドラえもん」の声優たちが入れ替わりリニューアルされてから、なんと3作目となる映画です。
のび太たちは、キー坊と共に、植物が支配している星の「緑の星」へと旅立ちます。
そこで明らかになる、ある恐ろしく、こわい計画から地球を守るために、どらえもんやのび太たちが必死に闘う姿を描いています。
この物語の最大のテーマは現在最も社会問題である「環境問題」です。
ただ単に自然を大切にしなければならないのだ。と伝えるのではなく、自然を大事にしようとする思いやりの心を育てることが大切だとどらえもんの映画は伝えています。
子どもたちは楽しみながらその「環境問題」に触れることができ、大人たちは少し考えさせられる素晴らしい作品となっています。
キー坊について
今回の映画「のび太と緑の巨人伝」に登場するキー坊は、この映画が初登場ではありません。
初めて登場したのは1984年の「小学4年生」4月号に掲載された「さらばキー坊」です。
そして原作コミック本では33巻の物語に「さらばキー坊」で登場しています。
「さらばキー坊」の後も、その話がかなり好評だった事から、その続編となる作品にも登場しています。
どらえもんの「さらばキー坊」のテーマが、「自然破壊」であったためか、その続編にあたる話でも「自然破壊」がテーマとなっています。
当初、「さらばキー坊」の中のキー坊は、裏山で成長している小さく若い木のひとつでした。
その裏山では、森林伐採が進み団地を建設するために自然破壊が次々と行われていました。
そこで、のび太とドラえもんは、その若い木だけでも助けてあげようと、ドラえもんのひみつ道具の「植物自動化液」で、自分の意志で動けるようにしてあげます。
そして、その若い木がまさのキー坊で、のび太やドラえもんたちと暮らしていくうちに、ちょっとずつ成長していきます。
しかし、とある日、植物星という星から植物型宇宙人が訪れます。
彼らは、地球の植物をなんとか救おうと、全ての植物を植物星に移す目的で、裏山の樹木をまず宇宙船に吸い上げてしまいます。
そのとき、そこのいたのび太と、ドラえもん、そしてキー坊も宇宙船の中に一緒に吸い上げられてしまいます。
其の中で、その大変な計画を聞いたキー坊は、地球では植物と動物が助け合って生きていることや、自然破壊を引き起こしてきた人間たちも、自然破壊して来たことわ十分に反省してきている事を伝え、一定の猶予期間を求めます。
それに対して、植物型宇宙人は、話を理解してくれ計画をすぐに実行することを中止して、100年間のという猶予期間を与えます。
そして、100年経ったときに、地球の自然環境が今よりもひどくなっていたら、また地球に戻ってくることにします。
その際、キー坊は、そんな植物星で素晴らしい文明を学びたいと思い、ドラえもんとのび太の下を離れていくのです。
このストーリーが、初めてキー坊がドラえもんに登場した作品です。
その後も、再び「ドラえもん のび太と雲の王国」で登場します。
ほんとキー坊は自然環境を考えさせてくれるキャラクターなんですね